風水は数千年も前に中国で考え出された、陰陽五行の学問が基になって発展した運命学です。運命学を科学と同列に論じること自体、無理なことです。科学がいくら発達しても、科学の力によって人間の運勢を変えることはできません。 科学は建築の分野で飛躍的な発展をもたらしました。しかし、よく考えてみると、どんなに科学が発達しても私たちの生活自体は、昔とそれほど変わったとは思えません。私たちの基本的な行動は、数千年前とそれほどの変化はないのです。 つまり、いくら建築技術が発達しても、家の相がそこに住む人の健康や運勢に大きな影響を与えるという考えは、そのまま現代にも通じることなのです。 風は空から生み出された「陽」のエネルギーである「気」を地に運ぶ役割を担います。一方「陰」の気は地中で成熟され、地中から水として運ばれます。風水は「陽」と「陰」の気を運ぶ気の流れなのです。
風水の特徴は家が発散するエネルギーの影響を家族の人たちが同じように受けることです。厳密に言えば、家族でもその人個人が放っている気のタイプや部屋の位置などによって異なるケースがありますが、家そのものが歪んだ気を持っている場合は、住んでいる人たち全員が一様に悪い影響を受けます。
凶相の家に住めば、健康を害したり、気力を失ったりして仕事にも悪い影響が出てきます。反対に吉相の家に住めば、家族の健康にも恵まれ、その家は繁栄します。 気の流れの左右する大きな要素の一つに窓があります。窓は外の光を室内に導くと共に、空気の出入り口になる場所です。窓があると、そこから風が入ってきて、その場所から気のエネルギーの流通が起きるのです。自然の気の流れは、東や南から西や北に動くと言われています。この気の流れに沿って窓があると吉のエネルギーを家の中に充満させることができます。
ある会社を営んでいるBさんは、2年前会社近くの住宅街に建て売り住宅を購入しました。ところが、それまで住んでいたマンションから新築の一戸建てに移り住んだとたんに、会社の資金繰りが悪化。大口の仕事が突然キャンセルになったり、社員の給料を確保するのがやっとという状態に陥ってしまったのです。
私生活でも趣味の競馬で大金を手にすることもありましたが、そちらも全く駄目。 なけなしの小遣いをはたいて馬券をかってもかすりもしません。
Bさんは、このままでは公私ともにじり貧になってしまいそうだという不安から、当学院を訪れました。 そこで、早速新居を拝見すると、西側が窮屈な変形敷地に建っていました。そのため家屋も西側がえぐられているような形をしています。このように西に大きな欠けがあるのは、金運に恵まれない家相の典型です。
欠けている部分を張り出せば、金運がアップしますが、敷地の状況から見てそれは無理です。 そこで、西の欠けのある部分に樹木を植える事を提案しました。こうすることにより欠けがもたらすマイナスの気を緩和することができます。 たったこれだけの事で、Bさんの金運は徐々に好転していきました。
では、ここでお金のかからない簡単な風水改善法をお教えしましょう。 まず、ポイントは玄関とトイレです。
玄関
玄関はきれいに・・
季節の花や常緑樹を飾って・・
鏡でやる気を呼ぶ・・
暗い玄関には照明を・・
トイレ
いつでもきれいに
クロスを統一する
換気や風景画を利用する
暖房を使用する